活動報告

議会報告

平成26年第1回定例会 個人質問

本日無事に区政報告会を終えましたので、2月27日に開会されました本会議での質問原稿をアップ致します。午後2番目が出番でしたが、午後1番が同じ2期生の野党議員の質問で、数年ぶりに傍聴者退場となる荒れた本会議場。得意の大きな声で、場内を鎮め、答弁も積極的な内容でした。今後開催される予算委員会で、より深い議論を重ねたいと思います。

以下原稿です。

「北区の将来像」「やさしい北区づくり」の大きく二点から質問致します。

少子高齢化の進展や地球環境問題の深刻化をはじめ、区を取り巻く社会情勢の変化は著しく「次世代に継承する快適で魅力あるまちづくり北区」を基本理念に掲げていますが「将来人口推移は平成40年に、浮間地区を除くすべての地区で、人口が減少すると推計される」と北区基本計画2010に記載されています。新年度予算編成を見ると「シティプロモーション推進」「地域のきずなづくり推進プロジェクト」等の新規事業が予定され、又「鉄道のまち北区プロジェクト」のように既存の北区の優位性に着目した施策予算も計上され、新たな方向性を示す強い区の姿勢が表れています。保育事業に積極的に取り組んだ成果として、未就学児を抱える子育て世代等からも北区の保育事業は高い評価を得ていると仄聞している所です。人口不均衡等に関する課題に対しては、区長の所信で『北区基本計画2010の着実に実行すると共に「ファミリー世帯の定住化」「地域のきずなづくり」に向けた取り組みを本格的に展開していくため、「中期計画」の改訂を行いました。』とお示しを頂きました。しかし、先に述べました基本計画2010で既に顕在化している課題についての積極的な施策展開を、強く押し出し区の姿勢を示すべき時期ではないかと思います。

例えば、北区都市計画マスタープラン2010には『多様なライフスタイルやライフステージにふさわしい住環境を供給する為、既存住宅の改修とともに、民間活力を活用し、良質で多様な住宅供給を推進します』と記載があります。これらの住環境は、首都圏において必要な要素と思われますが、北区の目指す将来のまちづくり、そして、表面化している課題解決の為には、今一歩思い切った舵取りが必要でないかとの意見は、仄聞する所でもあります。又、平成16年度決算では経常収支比率が79.8%でしたが、平成24年度決算では89.4%と約10ポイント上昇。この要因は様々ありましたが、人口不均衡も大きな要因にもなるのではないかと考えます。
首都圏において自治体ホームページのトップに自治体主要施策、目指すべきまちの在り方をアピールし、具体的、独自的発想がメディアに取り上げられ、首長の熱い想いを、多くの国民が注目している自治体もあります。
新たな遊休地に、まちづくりを行うのであれば、数多くの部品集約で積み木は積み上がりますが、既存のまちをハード、ソフト両面で活性化する為には、強い姿勢が望まれます。以上を踏まえ、以下区長に伺います。

1・懸命に働き、地域活動に従事する多くの区民は、家族との定住を望みます。次世代に継承するためには財政上の課題、人口不均衡を解決しなければならず、360度外交では対処しきれない状態であり、選択と集中が必要と考えます。区長の所感を伺います。
2・公共施設再配置等で発生する遊休地を一定期間毎に、基礎的自治体が将来像を検証しながら利活用できるように、幕張方式による転借地権での優良住宅を区内に誘導する施策等を都や国とスキームの検証をし、基礎的自治体としての積極的な姿勢を示す時期ではないかと思われます。区長の見解を伺います。
3・東京都との協議では必ず、基礎的自治体のマスタープランでの、記載内容が焦点となります。通常マスタープランは10年程度を目安として改訂作業となりますが、各地域で大規模開発計画が予定されている北区に於いては、その改訂作業のスピードを速め、東京都に対してより積極的な働きかけをすべきではないでしょうか。区長お答え下さい。

次に町会自治会の課題に移ります。
町会加入率の低下、家庭ゴミに関する近隣トラブル、担い手不足等の課題から区は「地域のきずな」を大きな施策テーマと捉えています。「きずな」については、昨日の自民党議員団代表質問答弁を受け、課題認識の調整が必要であると感じましたが、いずれにしても、区の発展の為には重要な課題であります。教育部局は現在、学校ファミリー構想を中心に適正配置を進めていますが、学区域と連合町会のズレが生じていたり、主要幹線道路の反対側の学校が住居表示の関係で指定の学校になっていたりと、高度経済成長時代の爪痕が町会・自治会活動の気運醸成にマイナス要因として起因している実態もあります。
担い手不足の要因は、近所付き合いの希薄化や、活動の負担増等も考えられます。又、ゴミ処理、不法投棄なども一定地域で絶えず、その一定地域とは狭隘道路に位置する集合住宅と戸建住宅の中で多く散見され、各町会・自治会の長の皆様は対策に苦慮されています。
そこで、以下区長に伺います。

1・北区及び関係団体、警察・消防・自衛隊
・日赤等の掲示物を区が管理し、各地域の掲示板に掲示するよう事務負担軽減等を視野に入れた解決策を検証すべき時期であると考えます。
2・家庭ゴミに関するトラブルは区の規制に該当しない小規模な集合住宅等で発生する事は、資源循環審議会でも協議された内容であり、それらの多くは先に述べたように一定の課題を抱えている地域で数多く起こっているトラブルでもあると仄聞します。不動産所有者や管理者から入居者に対して分別周知や集積日の徹底を依頼する事を基礎的自治体からも強く求める時期であると考えます。
3・現状は3階建15戸以上の集合住宅には集積場の附置が定められていますが、その規制を集合住宅全体に求める事も視野に入れる事が、ゴミ処理問題のみならず、区の抱えているまちづくりの諸課題解決に大きく寄与するものと考えます。次期マスタープラン改定時を視野に入れ、強い意志を持って対処すべき事項と考えます。お答え下さい。
4・国・都と協議を行いながら進めていく主要幹線道路整備は区民の生命財産を守る為に重要な課題ですが、現在の町会・自治会活動を継続していく事が非常に困難となる地域も予想されます。慎重な協議が必要ですが、長い目で見れば、沿道、街並みが活かされる形の町会・自治会運営は理想であると思います。この道路整備事業と町会・自治会の再編について区長の見解を伺います。
いずれの課題も困難な道程を超えてこそ、見えてくる将来像です。一人の人間の人生を軸に考えるのではなく、永遠に輝き続ける北区の将来には、必要不可欠な課題と思います。又整備面では国家戦略特区をも視野に入れた気概が必要であると感じます。花川区長、ご答弁下さい。

次に地域課題です。
1・補助83号線沿道整備事業は順調に推移しています。ブロック部会では、自転車道整備について等の議論がなされ、多くの地権者から歴史街道の趣を加味した沿道にして欲しいなどの要望が出ていますが、都区間の協議はどの段階となっているのか。又、拡幅に掛かる中十条2丁目児童遊園と同規模の児童遊園確保を視野に入れて対処するとの事でしたが、どのように都と協議を進めているかを、二期事業認可を見据えた予算計上がなされる本定例会でお示し下さい。
2・十条跨線橋周辺課題についての前進は高く評価致します。本事業には多くの工事期間が必要であり、関係機関とも鋭意協議が必要です。更なる事業推進を期待する所ですが、ユニバーサルデザインの駅周辺整備の為には、各行政機関のみならず、地権者とも積極的な交渉が必要な時期であると思います。
3・十条駅付近の課題としては、東口ブロック部会では、独自に鉄道立体交差事業の見学会を行う等、積極的な活動が行われています。この東口には現在駅前広場がなく、地元町会長が先頭にたって違法駐輪対策等を独自の視点で訴え一定の効果が出ています。西口の再開発とは異なる視点でブロック部会の議論が進んでいますが、立体交差事業の進捗と共に十条駅東口ブロック会では一定の駅前広場の創造は、先に述べた駐輪対策と共に強い要望が出ています。又、駅周辺及び沿線の豊かな住環境整備に向けた議論もなされ、具体的にはガス灯の暖かさを持った人に優しい上十条1丁目地区をまちづくりの主要課題と位置づけています。区の見解を伺います。
4・急傾斜地に関する議論は平成24年4定での代表質問でも行いましたが、岸町2丁目町会も、その危険地域の一つでありJR線路及び急傾斜地に挟まれ南北に細長いこの町会は、大規模災害発生時に逃げ場が少なく、木密の網掛け拡大を視野に入れた区の積極的な対応を高く評価しています。そこで、もう一歩踏み込めば、今後調査を行う予定であると思われますが、通常の東西南北に逃げ場がある地域と異なり、不燃領域率では測りきれないリスクが伴う地域であると思います。是非、一定規模の遊休地等がある場合には、防災広場等、区民の生命を守る上でも、積極的な対応が望まれますが、区長の御見解を伺います。
5・地域課題としては最後の質問です。音無親水公園、中央図書館、篠原演芸場等、京浜東北線と埼京線に挟まれた地域は、どの地域からも人の集まりやすい場所であり、埼京線十条駅踏切解消事業や西口再開発事業等は、他の行政機関からも視察申込が期待できる等、今後街並みの大きな変革期を迎えるモデル地域が十条台連合町会です。それに、地域にはワンコインでの買い物も楽しめるまちとして、マスコミも取り上げる商店街が数多くあり、下町風情の街並みや今後大きく町の環境変化が期待出来る王子駅、十条駅などまさに良質な話題に絶えない町です。そこで、一つ提案を致します。新年度の(仮称)トレセン通りの継続事業として十条台遊歩道計画を提案致します。音無親水公園から名主の滝公園、鉄道線路上の人工地盤の東十条ロータリーを経由し、演芸場から近代的な十条駅西口へ、その後、中央図書館を経て音無親水公園へ戻ると言う遊歩道計画です。途中には頑張っている地域の甘味処があり、一定の距離で公的交通機関があり、希望があれば途中からコミュニティバスで北区の名所でもある飛鳥山や古河庭園までも足を延ばす事が出来ます。適切な距離感で常に流動的に行動出来るこの立地条件は、成熟した大人の香りを感じ、若い家族にとっても、適切な距離に公園や休憩スポットがあり、幼い子供さん連れでも楽しめ、当然女性にも魅力ある商店街があり、全ての世代が楽しめる遊歩道になると考えます。又、毎年大みそかの「王子狐の行列」はマスコミにも取り上げられ、北区の大きな行事の一つとなりますが、開催が12月31日の深夜という事もあり、地域経済効果を生み出す事業としての期待は薄くなります。そこで、現在の行事は北区の伝統文化の一つとして現状通り協力を行い、新たに経済効果の期待出来る事業として夏季もしくは初秋に海外はハロウィン、北区、特に王子地区は狐を中心とし、前夜祭的な位置づけで近隣商店や街の気運を高めて行く事を創造し、経済効果も視野に入れた施策展開が望まれます。遊歩道計画と共に御見解を伺います。

次にやさしい北区づくりです。

人生最後の時は穏やかに過ごしたいとお考えになると思います。家族に見守られ、静かな時を過ごしたいものです。しかし、孤独死の問題等多数課題がある中、今回は障害者の親亡き後課題に絞ります。厚労省方針によると障害者施策は施設入所型サービスから地域社会が支える体制整備の推進にと変化しており、平成26年度からは一人暮らしに近いサテライト型住居の創設される等、地域生活の推進を掲げています。つまり、中核的な支援体制として障害福祉事業者、社会福祉協議会、不動産関連業者、場合によってはハローワークなども、各地域の自治体や保健・医療機関などを含めて、地域課題解決の為の自立支援協議会の役割が益々重要となると共に、その基礎的自治体には家族からの期待は大きくなると思われます。家庭状況によっては、成年後見制度を活用し、親亡き後の体制が整えられる場合もありますが、多くの方々は該当せず行政支援を必要としています。特養などの場合より、施設建設時には、施設コンフリクトが大きい障害者施設を、地域支え合いの環境下で創設する事は、課題も多く、成熟した相互扶助社会の構築が必要であります。義務教育課程に於いては副籍制度や交流授業が浸透していますが、地域で見守る社会への転換には、まだ時間が掛る場合も考えられます。ハード面での整備が早急に求められる事は当然ではありますが、以下区長及び教育長に「人間の尊厳をどのように維持していくのか」「心の痛みを理解できる教育環境整備と地域社会の創造」について以下質問を致します。
1・一定規模のグループホーム等に、多種多様の機能を付加的に集約して整備する多機能拠点整備が求められますが、現時点での計画についての御見解をお聞かせ下さい。
2・地域において機能を分担して担う面的整備についての御見解をお聞かせ下さい
3・幼少の頃からの療育が社会への溶け込みへの架け橋となると思いますが、保護者理解への更なる努力についての対策についてお示し下さい。
4・施設建設時に近隣住民交流の為のオープンスペース等を設置した方が取組み易くなると思いますが、区の見解を伺います。
5・学校教育での相互扶助の推進。又、地域社会の理解支援を含めた社会教育を、土曜公開授業等を活用して実施するカリキュラムの実現。又、北区で開催された事もあるスペシャルオリンピックスを学校教育の中で周知する事は、心の痛みを理解出来る教育環境の整備と地域社会の創造に効果があると思われるが、その検討について。
区長、教育長に御答弁を求め、以上で質問を終わります、ご静聴ありがとうございました。

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